今回は初心者Webライター・ブロガーの私が文章力を学ぶために読んで良かった【新しい文章力の教室】を紹介したいと思います。
2015年に出版されて以来、多くの人に読まれ続け、ロングセラーとなっているこの本。
すでに読んでいる方も多く、今更感もありますが、すごくためになったので私なりに紹介していきたいと思います。
Contents
本の内容
まず、冒頭の「良い文章とは完読される文章である」に、なるほど!!!確かに!!と納得しました。
自分が読者の立場であるときを思い浮かべても、企画書やブログ、コラムなどを最後まで読むってなかなかハードル高いですよね。
この本では完読される文章の書き方を学べます。具体的な例文を用いて説明しているので、とっても入りやすいです。
それでは、実際にどのようなことが学べるかを書いていきますね。
第1章 書く前に準備する
完読される文章には、準備が必要なのだそうです。書く前の準備で文章が決まる。
文章を書くときはいきなり書き始めずに、テーマと話題を「構造シート」でまとめる。
この作業は一見遠回りのように感じますが、安定して大量に書き続けるために必要です。
なお、その「構造シート」は手書きが良いそう。
私は今までこれが全くできていませんでした。いや、今までというか、実はこの記事でもまだできていません。。。ダメですね。
実践しないと意味ないので次回からの記事では実践していきたいと思います。
第2章 読み返して直す
次に、この章では推敲の仕方の解説をしています。
私は、誤字・脱字がないかチェックしてブログ更新しているつもりですが、数日後に読み返すと間違いを発見したりします。
なんで~と思いながら直すのですが、人間なのでしょうがない。
また、後日読んでみると、こっちの言い回しの方がしっくりくるかも!とか気付いて直すこともあります。
更新当日に読み返すのはもちろん、日を改めて新しい目で読み返してみることも必要かもしれません。
読みやすい文章にはバランスとテンポが大事。
第3章 もっと明快に
この章では、「読者の負担を取り除いて もっと伝わる文章にする」を解説しています。
どう書いたら読み手に理解しやすく、最後まで読んでもらえるかのポイントを具体的に、細かく説明しています。
特に「削る」ことが大事だと。
・接続詞を削る
・重複を削る
・「という」を削る
・代名詞を削る
・修飾語を削る
具体的な文章例で削る前と削った後が書かれているのですが、これ見たら一目瞭然でした。
文章を書いていると分かりやすく説明しなきゃと単語を足してしまいがちですが、逆なのですね。
削るって大事。
第4章 もっとスムーズに
続いてこの章では「適切なスピード感のある文章」こそ良い文章だと提言しています。
文章におけるスピード感とは、文字数あたりの情報量で割り出すことができます。
例えば、
A:その本は7月5日に発売される。(15文字)
B:その本は7月5日発売。(11文字)
だと、Bの方がスピード感が高いということです。
確かに。この例文分かりやすいですよね。
基本はコンパクトにまとめつつ、不愛想にならない程度に丁寧さをもって書き、読者を最後まで導くことを目指す。
これをマスターできたら最強!
第5章 読んでもらう工夫
いよいよ最終章です。ここではさまざまな文章に対応する力について紹介しています。
・数字を淹れると具体性が増す
例えば、
A:彼にとって久しぶりの野外ライブとなる。
B:彼にとって20年ぶりの野外ライブとなる。
確かに、Bのように数字を淹れると文章にあいまいさがなくなりますね。
その他
・人物名で始めると目を引きやすい
・あえて閉じた言葉で読者との距離を縮める
・長い文章を書くには
・企画書を書くには
などなど、すぐ使える具体的な方法が盛りだくさんで最後まで読みごたえがあります。
まとめ
この本に書いてある内容を全て実践できるようになれば、最強の書き手になれること間違いなしです。
文章力を鍛えることに関してはとりあえずこの1冊を読めば充分かもしれません。
これからWebライターやブログを始める方にぜひ読んでいただきたい本です。
私もまだまだ全然できていないので、この本を何度も読み返して実践しながら鍛えていきたいと思います。